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群馬から新潟で透析をしているダサ親父のブログ

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バイオ人工腎臓?

一昨日の読売新聞の19ページ(?)の『くらし 教育』に
「進化する人工臓器 2」ということで
以下の内容(一部抜粋)が載っていました。


******************************

全国に人工透析(人工腎臓)患者は約27万5000人(昨年末現在)。
多くは週3回、医療機関に通い、各4時間、血中の老廃物や無駄な水分をこし取る。
しかし、食事や水分の摂取を厳しく制限される。
短時間での透析では老廃物が取り切れないからだ。
時間をかければ、こうした不自由から開放される。
 「食事制限もないし、ビールも好きなだけ飲めます」
週6日、睡眠中の約8時間、自宅に置いた「人工腎臓」で在宅透析を続ける、
さいたま市の男性教員(44)は笑顔を見せる。

~ 中略 ~
~ 在宅で満足している男性も合併症は避けられない。子どもの運動会でしりもちをついて腰椎骨折に ~

腎臓からは骨形成に関係する活性型ビタミンDが分泌されるが、透析では補えないためだ。
こうした欠点を補おうと、細胞本来の力に注目した研究が始まった。
透析装置に腎臓の細胞を組み込んだ「バイオ人工腎臓」だ。
血液を約1万本の細い管に通す透析装置は、
不要物と一緒に体に必要な成分もこし取ってしまう。
その細い管の内側に、腎臓の尿細管細胞を敷き詰めることで必要な成分を再吸収できる。
◎◎大のS藤教授(腎臓内科)は、尿細管細胞の大量培養に成功。
バイオ人工腎臓を使った動物実験を近く開始し、2年後にも人間への応用を目指す。
解毒や酵素分泌など様々な機能を持つ肝臓や膵臓。
細胞なしには人工臓器の実現は難しい。その細胞の確保が難しかった。

~ 中略 ~

糖尿病患者にとっては人工膵臓にも期待がかかる。

~ 略 ~

遺伝子研究や細胞培養技術の進展によって実現に近づくバイオ人工臓器。
S藤教授は「細胞を取り込んだバイオ人工臓器が、今後は人工臓器の主流になっていくだろう」と話している。

******************************



上記文章の間にはダイアライザーに尿細管細胞を注入する写真(チューブの内側に細胞が敷き詰められている拡大写真も)が掲載されています。

ちょっと長い文章ではありましたが、

[老廃物(イイものも含む)や水分を除去するだけでなく、
尿細管細胞によっていいものも形成されるようになるダイアライザーができる]


ということでしょうか?


ただ上記抜粋文章に書いてあるように
まだ動物実験にも至ってないようなので、
人間に応用されるのはまだ時間がかかるのではないかと思います。

それでもこれがホントに実現されれば、
透析前も透析後も身体がラクになるのも夢ではないということでしょうか?



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「それでも研究費もままならないこのご時世の中で、嬉しい"知らせ"ではあります」ダサ親父でした。
by morisu002 | 2008-10-28 13:51 | 透析
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